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自分がいなくてもうまくいく仕組み / 山本 敏行


自分がいなくてもうまくいく仕組み

~内容紹介~
本書はリーダーシップと
チームマネジメントについて書いた本です。

ここで言う「自分がいなくてもうまくいく仕組み」とは、
決してリーダーである自分が
楽をするためのものではありません。

リーダーの仕事を部下に任せることで、
部下を成長させ、そうして生まれた時間で、
リーダーは新しいプロジェクトを立ち上げ、
自らも成長するという好循環のサイクルを
生み出すワークスタイルのことです。

リーダーに求められているのは
チーム(組織)の利益であって、
部下と同じ仕事にあたることではありません。

仮に、それで利益が上がっていたとしても、
将来の大きな飛躍は望めないでしょう。
現状維持は停滞です。

また、そのようなワークスタイルで
仕事を続けることは、部下の成長の機会を
摘むということにもなります。

リーダーは雑事に時間をとられることなく、
新しい価値の創造に注力しなければ、
部下を守ることもいずれできなくなってしまいます。

自分がいなくてもうまくいく仕組みとは、
それに抗するためのほぼ唯一の手段です。

携わっているビジネスが職人芸的な
世界のものでなければ、
あなたがどれだけ優秀なプレーヤーであっても、
最終的には一人のできる人よりも、
複数人でしっかりとスクラムを
組んだチームのほうが、
仕事の量も質も上がるのです。

そこで、優秀であるがゆえに、
自分のやっていることを部下に
わかりやすく伝えることができなかったり、
自分がやってしまったほうが早いからと、
部下に仕事を振らずにいた結果、
抱え込みすぎて効率が
悪くなってしまったりするようでは
「名選手、名監督にあらず」という
格言そのままです。

しかし、そんなリーダーでも、
まだ間に合います。

今からでも一流のプレイングマネージャーに
なることは可能なのです。
いや、ならなければいけません。

会社の経営者であれ、
企業内の部長や課長といった管理職であれ、
多くの企業では、リーダーがいなければ
仕事にならないチームが
むしろ一般的であるようです。

これは、非常に危険な徴候です。
正直なところ、私はそれを理解できていませんでした。
どうも、私たちのワークスタイルは
一般的ではないようだぞ――
そう気付いたのが本書の執筆のキッカケです。

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~著者について~
山本敏行(やまもと・としゆき)
ChatWork株式会社 代表取締役
留学先のロサンゼルスにてビジネスをスタートさせる。
帰国後の2004年、法人化するものの、
儲け重視の体質が災いし次々に主力メンバーが離脱、
我流の経営スタイルに限界を感じる。

そこで、経営を学ぶべく1000人の
先輩経営者に会いに行き、
「経営の本質は社員満足にある」と気づき、
労働環境を良くするためにITを経営に徹底活用。

現在、事業拡張のためシリコンバレーを拠点に、
大阪本社、東京支社、東アジアを行き来する日々を送る。

著書に『日本でいちばん社員満足度が高い
会社の非常識な働き方』(ソフトバンククリエイティブ)がある。


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